婚活女子の体験記 婚活が上手くいかない理由|妻の不機嫌を肩代わりする必要は無い
「車の中が寒かったので・・・」
先日、絶賛婚活中の男女のイマドキを調査していたところ、こんな話を聞いた。
結婚相談所からお相手を紹介されたある婚活女子。
はじめて会ったときにお互いに第一印象が良かった二人は、また会うことに。
後日、お相手の男性が運転する車内で、婚活女子はこう思ったそうだ。
「もう、(この男性との未来は)無いな。」
―ど、どうして?何があったのですか?
「車の中が寒かったので・・・」と、婚活女子。
―はい!?それはどのような意味ですか?
「その日は寒くて、車の中も寒くて。
私 とても寒かったんですけど、その人 エアコン付けてくれなくて。」
―それで?
「それで、この人は優しくない人だと思って・・・もう会うことはお断りしました。」
―はぁ。
この話を聞いて、心の中で思った。
“ちょっと寒いので、エアコン付けてもらえると嬉しいな~♡”って言えばいいじゃん!
一言お願いをして、自分自身でご機嫌な気分を保つこと。
たぶん、お相手の男性は超能力者ではない。
その婚活女子の気持ちを上機嫌にコントロールすることは不可能であろう。
これは、自分自身が向き合わなくてはいけない。
些細なことだが、誰もとってかわってはくれない。
「いつまで経っても、(お父さんのことは)分からない。」と母はよく言う。
母のことをなんて冷めた妻だと思っていたが、
自身が結婚して妻になってみると母の言葉の意味がよくわかる。
妻の不機嫌を、夫が肩代わりすることも
彼氏の落胆を、彼女が請け負うことも
親友の悩みを、自分が引き受けることも
子供の病気を、親が背負うことも
機嫌、感情、思考、体調など自分自身が向き合わなくてはいけない課題には他人が踏み込めないのだ。
例え、どんなに近しい間柄であったとしても、誰かが思い通りにコントロールできない。
ただ、できることがある。
話を聞く
そばにいる
違った見方を提案する
身体をさする・・・
「自分も相手もそれぞれの課題があり、肩代わりすることはできないが、
それぞれの課題を解決するために、お互い手助けすることはできる。」
あの母の言葉は、きっとこんな意味なのだろう。