天職とはどんな仕事なのか|そこに愛はあるのか?

「あなたにとって、本って何ですか?」

最後の最後のこの質問。
これは、私の悪いクセかもしれません。

先日、本に関わる仕事をされている方とお話する機会があり、その方にとって本はどのような存在なのか、とても興味が湧きました。
その方と本の関係性は、例えるなら家族のようなものなのか、大切な仲間なのか、趣味のひとつなのか、たまたま居合わせただけの間柄なのか・・・
それが知りたいと、ふと思いました。

本|北海道 十勝 帯広でありのままの自分らしい結婚、婚活に気づく語りあい学びあいの場『結婚学校』

「あなたにとって、結婚って何ですか?」

最後の最後のこの質問。
この私の悪いクセがはじまったのは、私自身が婚活を始めようとしていたころだと思い出しました。

人生の伴侶と出逢う気配が微塵もない35歳ころは、「婚活」という言葉が流行り始めたころでもありました。
このままじゃ、ダメだ!自分に喝!
人生の救世主は結婚相談所だと腹をくくり、密かにどこの結婚相談所が良いのか情報収集と分析をしていました。

「婚活」という言葉が流行り始めたころに、「婚活」を始めようとしていた私は、「婚活は恥ずかしい」と思っていました。

「婚活」という言葉が流行り始めたということは、「黙っていても結婚できない。結婚するために、何らかの活動をしなくては!」という人々の行動が、社会現象になってきた証でしょうが、そうそう人の認識は変わりません。

「結婚できないから、婚活するのね・失笑」

ありがたいことに、私の周りにはこのような言葉を投げかける人は居ませんでした。
ですが、世間の空気というか、暗黙の世論というか、「結婚とは、ある一定の年齢に達した未婚者が自助努力でできるもの」であり、「できて当たり前」という人々の認識が、当時はまだまだ根強くあったと感じています。

できて当たり前の結婚ができないから、婚活する。
「婚活」とは、ある意味で人生の落後者がするものであり、まかり間違っても「私、婚活していまーす♡」なんて胸を張って言えることではない。
そう感じていたのは、私だけではなかったと思います。

このままじゃ、ダメだ!グヨグヨしてばかりじゃいられない!
コソコソしつつも前向きに、婚活や結婚相談所について情報収集を開始。

まずは、
・婚活の記事や白書などを片っ端から読み、婚活の現状を把握
・本やWEBサイトで、結婚相談所の比較や評判をチェック

それから、
・結婚相談所のWEBサイトをガン見
・資料請求をして資料をガン見
・疑問点を質問するために、声色を変えて電話

これらの作業を通じて2~3社の結婚相談所を厳選し、いよいよ入会説明会へ行きました。

選択肢|北海道 十勝 帯広でありのままの自分らしい結婚、婚活に気づく語りあい学びあいの場『結婚学校』

当時、地方都市に住んでいた私は、結婚相談所の入会説明会に行くのも一苦労でした。

大都市にある結婚相談所のオフィスに出向くか、月に1度地方都市でおこなわれる出張説明会に行くのか。
どちらにしても、仕事をしていると日程がなかなか合わなかったり、時間や費用がかさみます。
それでも、本気で婚活を始めるのなら、本気で支援してもらえる結婚相談所かどうかを自分の目で確かめる必要があると思いました。

「ウチは、〇〇〇という独自のサービスがありまして・・・」

各社で呼称が違うのですが、たいがい結婚アドバイザーと呼ばれる担当者から、その結婚相談所についての説明を受けます。
主な内容は、サービス内容と料金の説明、ステキなパートナーに出会いますという謳い文句。

各社それぞれに企業努力で特色を出しておられるから、良い点もあれば、そうでないところもある。
結婚相談所も人も同じこと。

そこそこで一長一短あるわけで、ここに入会しようかどうしようか迷っていると、業を煮やした結婚アドバイザーの方からこんな一言が。

「今日が人生で一番若い!特に女性は、若いうちに婚活を始めないと結婚は難しい。今ここで入会しないと間に合いませんよ!!!」

これを聞いて、思わずこのような言葉がでました。

「ご説明ありがとうございました。最後に質問していいですか?あなたにとって、結婚って何ですか?」

この結婚アドバイザーの方が結婚しているとか、結婚していたとか、個人の婚姻状況を知りたいわけでは無く、今結婚に関わる仕事をされているその方にとって、結婚はどのような存在なのか。
その方と結婚の関係性は、例えるならどのようなものなのか。
それが知りたいと、ふと思いました。

これまでにない程、婚活や結婚相談所について学んだから知っていました。
当時、結婚相談所の強めの入会の誘導が問題視されていたことを。
そのせいか、優柔不断の私を奮起して下さっているのか、強めの入会の誘導なのか、確かめたかったのかもしれません。

「自分が好きなことを仕事にできる人」は、この上なく幸せだと思います。
誰しも天職に出会えるとは限りませんが、世の中には自らの天職を創造してしまう「単なる金儲けではなく、自身のあたわった仕事に面白みを見出して励んでいる人」がいます。
顧客の立場なら、できればそのような人から商品を買ったり、サービスの提供を受けたいと思うのではないでしょうか。

結婚というものに前向きに向き合っている結婚アドバイザーと、そうとは感じられない人となら、前者に自分の結婚を応援してもらいたい。
これが当時の私の正直な気持ちでした。

婚活応援団|北海道 十勝 帯広でありのままの自分らしい結婚、婚活に気づく語りあい学びあいの場『結婚学校』

「私にとって、結婚って何だろう?」

あの婚活を経て、結婚した今。
空想から現実へ、結婚というものの見え方が変わってきました。
そして、自分の結婚を応援してもらう立場から、誰かの結婚を応援する立場として活動を始めました。

「結婚って、どうですか?」

婚活男女のお悩み相談を受けていると、こう聞かれることがあります。
その答えというわけではありませんが、前の晩に夫・X氏とケンカした話や、いい嫁を演じようとして自爆した話など、結婚というものにまつわる苦楽を笑い話にして婚活男女にお伝えしています。
これは、ある一組の夫婦の物語に過ぎません。
結婚は人それぞれ、幸せのカタチも人それぞれだと私は思っています。
だから、婚活男女にとって、自分らしい結婚とは何かその答えが見つかることが、今の私の願いです。

最後の最後のこの質問。
これは、私の悪いクセかもしれません。

「あなたにとって、結婚って何ですか?」

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