婚活疲れあるある体験記 自分らしさとは|笑って許して
「カッコイイ自分」
「かわいい自分」
多少なりとも、他人からこう思われたい自分がいる。
だって人間だもの(笑)
オトナなので若干は世間的に体裁の取り繕いはあろうが、基本なすがまま。
現在の私は「かわいい自分」とはほど遠い。
なぜなら、気づいてしまった。
常に「カッコイイ自分」「かわいい自分」でいられないということに。
絶賛婚活中、常に「かわいい自分」を心がけていた。
婚活ハウツー本やセミナーで、何度も何度も「かわいい女子」であるべき論を説かれてきた婚活女子。
世間のニーズはこういうものかと思っていた。
しかし、見た目は女子で中身はオッサンの私。
きっと同種の女子には苦行でしかないだろう。
「もっとちゃんとしてこいや!」
本来の自分をひた隠し参戦した熾烈な婚活の狩場で、心中暗黒の思いが渦巻く。
婚活相手の男性とお会いしたときに、非常に厳しいジャッジ(判定)を下している自分がいた。
お相手に対し思ったことは、
なんでイケてない服で来るのか
なんで会話を弾ませないのか
なんで鮭ばかり食べているのか(ご一緒にランチビュッフェでお食事をした方で鮭のムニエルばかり召し上がっていた方がいた)
・・・
「だって私はこんなに頑張っているのに」
「かわいい女子」であるべきと自分が努力した同等の何かをお相手にも求めていた。
が、上手くいかなかった。
・・・・疲れた。
もう「かわいい女子」はやめた。
そして、「なすがままの私」は「なすがままの夫・X氏」と出逢った。
前よりは幾ばかりか、
誰かを優しく受け止められる自分になった気がする。
しょうもない自分を愛し、
しょうもない他人を愛おしいと思えること。
これが、ほんまもんの愛なのかもしれない。