人柄を知るには3つの立ち位置からながめてみる|百聞は一見に如かず

「みんな、冷たいのよ」
ある人が放ったこの一言が、ずっと気になっていた。
周りの人々は利己的で冷淡な人間ばかりだというのだ。

結婚を機にやってきたこの街は、私にとって知らない人ばかり。
「はじめまして」から始まる人との出会いは未知数の連続で、目の前の人はどんな人なのかを常に手探りしていた。

人とのつながりを広げたいと思い、あるコミュニティに参加したときのこと。
会場のあちらこちらで友好的で熱意あふれる談笑が繰り広げられていた。
どの人もポジティブで魅力的に見えて、この場に居るだけで知り合いのいない私も楽しい気分になれた。
しかし、そこで出会った人が発したのがあの一言。
私には違和感があった。

「どうして彼女は周りの人々が冷たい人間に見えるのだろう?」

何となく理由は思い当たる。
しかし、それはあくまでも私自身の解釈や感覚。
3つの立ち位置のそれぞれの理由から、事の真相が見えてくるのではないだろうか。

1.彼女の理由
2.彼女を取り巻く周りの人々の理由
3.まったくの部外者の理由

そう思い、しばらくの間人々の様子をながめることにした。
うわさ|北海道十勝でありのままの自分らしい結婚、婚活に気づく語りあい学びあいの場『結婚学校』

ほどなくして、気づいたことがある。
「その人のウワサが人となりと思われてしまう」

彼女と周りの人々とのいざこざの話はさておき、まったくの部外者の方から妙味深い話を聞いた。
それは、一度や二度ではなかった。
彼女と会ったことがない、もしくはあまり面識が無い方々なのに、彼女のことをよく知っていた。
なぜなら、どこからか彼女のウワサを聞いたというのだ。
もし彼女に会ったとき、どのように接するのか?
すると答えは、(ウワサを知っているので)それ相応の接し方になると。

「人のうわさは倍になる」 ウワサは事実よりも大げさに伝わるので
「百聞は一見に如かず」 自分の目で確かめることが大切!

とは言え、脳裏をかすめるのは・・・
「火のない所に煙は立たぬ」 根も葉もないことはウワサになりにくいので、ウワサになるということはそれなりの理由があるのだろう

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