婚活世代と親世代の結婚観の違いについて|婚活男女の気持ちと親御さんの気持ち
「ウチのコを、どうにかしてくれませんか?」
近ごろ増えてきているこの手のご相談。
未婚の社員がいる職場の上司、
未婚の後輩がいる先輩、
未婚のお年頃の息子さんや娘さんがいる親御さんなど、
当のご本人以上に結婚を待ち望んでいる、未婚男女に非常に近い関係者からご相談を承ることが増えてきています。
どうにかしてくれませんか?=(未婚男女を)結婚させてくれませんか?
未婚男女の方を案ずるそのお気持ちよく分かります。
私は晩婚なので、私の両親もこのような気持ちだったと思います。
まずは、その未婚男女の方の状況をお教えください。
そして、結婚学校ができることとできないことをご説明させてください。
このようにお伝えすると、
また後日、あらためてその関係者とお会いすることなりました。
「結婚に向けて気持ちを高めたり、整えたりするお手伝いをしています。」
その関係者とお会いした日のこと。
当方が未婚男女の方々にどのようなお手伝いができるのかご説明していると、この一言で関係者がガッカリされたように見えました。
手っ取り早く誰か相手を紹介してくれて、(未婚男女を)結婚させてくれないの?
関係者は、このように思っていたでしょう。
しかし、結婚するのはあくまで未婚男女ご本人です。
当のご本人は、これを強く望んでいるのでしょうか?
第一に、ご本人の気持ちをお伺いすることから始まる。
これが、結婚学校ができる自分らしい結婚へ向けたお手伝いです。
「結婚を、どのようにお考えですか?」
仕事が忙しい
旅行や友好関係など自分の時間を満喫したい
コミュニケーションが苦手
結婚したい人がいない
・・・
恋バナ100人斬りという結婚観のインタビュー調査で、結婚適齢期と言われる年代の未婚男女に上記のご質問をしたところ、このようなさまざまな今結婚していない理由が返ってきました。
※詳しくは、恋バナ100人斬り をご覧ください。
晩婚の私はそのお気持ちよく分かります。
要は「今のところ結婚する気がない」ということです。
「もし、いい人がいたら結婚したい。」
絶賛婚活中の男女のなかには、こうおっしゃる方もいます。
「いい人って、どんな人ですか?」
その絶賛婚活中の方に質問してみました。
「そう聞かれると、わからなくなってきました。
あれもこれもたくさん条件はあるんです・・・でも、そんな人は居ないですよね。自分も完璧なわけじゃないし。」
だからこそ、
自分にとって、何が大切だろう?
結婚とは、何だろう?
これからの人生をどのような人と共にしたい?
そしてどのような日々をおくりたい?
・・・・
結婚したいと願うのなら、まず結婚に向けて気持ちを高めたり、整えたりする必要があると私は考えています。
誰かをご紹介してもらう前に、自分自身の気持ちが結婚に向かっている。
すると、本当に結婚したい人が目の前に現れたときに、「この人だ!」と自分の心が気づく確率がより高まると思うからです。
(結婚相手だけではなく、結婚にも沢山の選択肢があって)選べるから、(何が自分にとってベストなのか迷ってしまい)選べない時代と言えるのではないでしょうか。
親の心子知らず。そして、子の心親知らず。
世代が違うと、結婚観が大きく違うことがあります。
お互いの結婚観の違いを知らないだけで、お互いに深い愛情がある。
この手のご相談を承るときに、いつもそう感じるのです。