女友達が悪い男と付き合っていたら【恋バナお悩み相談室】　

さまざまな人生ドラマを垣間見る恋バナ１００人斬り。
ざっくばらんなおしゃべりをしながら結婚観をお聴きしているこのインタビューは、活動開始から約３年が経ち、１００人達成まであと１０余名となりました。
これもひとえに、ご縁あった皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
※詳しくは、恋バナ１００人斬り　をご覧ください。

人生いろいろ
男もいろいろ
女だっていろいろ～

とは言え、よくあるご質問　その①が、はい！こちら↓
「女友達が悪い男と付き合っていたら、どうしたらいいのか？」

女性の方とのインタビューで、あるある！の鉄板テーマ。
同性であるからこそ、女友達のことがよーくわかるし、とても心配。
友人として、友人だからこそ、何ができるのか？
「たぶん、何もないですね。」
いつも、そうお答えする。

「あなた、結婚探究家なんでしょ。なんとかしてよ！」
とまでは、面と向かって言われたことは無いが、落胆される方は少なからずいらっしゃる。

そこで、次の見解をお伝えする。
「恋は劇薬です！そして、幸せは人それぞれです。」

自分では自分のことが見えていないのに、
自分のことはさて置き、他人のことはよーく見える。
悲しいかな、この人の性。

まして、感情は高まり、理性が効かない恋という非常事態。
バラ色の世界に恋人と自分の二人きり。それ以外は全く見えなくなる。
恋は盲目とはよく言ったものだ。

女友達が付き合っている「悪い男」とは、
私から見れば「悪い男」だか、彼女にとっては「どこか良いところがある男性」。

「どこかって、いったいどこなの？」
この理解し得ない深い溝を、いっそのこともっと深く掘り進めてみる。
すると、気づいた。
「その男性は彼女と付き合っているのであって、私と付き合っているわけじゃない。」

友人として、友人だからこそ、彼女と私を同化してしまい、あたりまえのことを忘れてしまう。
これではいけない！
なぜなら、彼女の問題であり、彼女と私は別々の人生なのだ。
彼女が、その男性のことを好きとか、イイ人とか思っているのならそれでいいのではないか。
とても歯痒いが・・・見守ること、それが私ができる最善だと今は思っている。

昔、私にこんなご忠告してくれた人がいた。
「あの人と付き合うの、やめなよ。」
私を想ってのありがたいご忠告は、耳には入らず。
それからすいぶん経ったころ、何かモヤモヤというか、違和感というか、心のなかに魚の小骨のような引っ掛かるものがあることに気づいた。
あのご忠告は、この事だったのか・・・

人は恋という魔法から覚めた瞬間、やっと他者の言葉に耳を傾けられる。
ふと苦い経験を思い出しつつ、言葉の意味をかみしめている。