良い夫婦ゲンカのしかた、夫婦円満の解決法|ケンカの作法
夫婦ゲンカにも作法があることをご存知でしょうか?
オトナたるもの、やんちゃなケンカは「ケンカ」ではございません。
それは「暴力」といい、固くお断り申し上げます。
夫婦ゲンカの主な手法は「口ゲンカ」。
「口では妻には勝てない」
このような、迷える夫たちのご意見が多数寄せられています(笑)
豊富な語彙、俊敏性と突破力の三位一体で応戦する「口ゲンカ」。
やはり口達者は女性の方が多いような気がするのですが、
脳科学では、女性は脳全体で、男性はほぼ左脳で会話すると言われています。
左右の脳をつなぐ脳梁(のうりょう)という神経線維の束が、
性別や個人差で太さが異なることで、左脳と右脳の情報のやり取りの量が違うから。
夫婦の口ゲンカは、相手にバンバン言葉を浴びせれば良しとはなりません。
そもそも、なぜ「口ゲンカ」するのか?
相手を負かして、自分の方が上であると認めさせたい。
親密な関係だからこれぐらい言っても許されるだろうと、相手に甘えている。
相手に嫉妬して、やさぐれている。 など
そんなことして何になる!!!
正当な「口ゲンカ」の理由は、「お互いを理解し合いたい。状況を好転したい。」
そして、ケンカの作法は「不満は伝えるが、非難はしない」

さて、具体例をご紹介します。
無骨な「口ゲンカ」と、お作法で「口ゲンカ」を比較してみましょう。
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タイプ1:もっと家事を手伝ってほしい妻と、できることから手伝いたいと思っている夫
無骨な妻
「なんで何もしてくれないの?私が疲れているのが分からないの?疲れた、疲れたって自分ばかり疲れている訳じゃないのよ。〇〇さんの旦那さんは、いつも休日にお夕飯を作ってくれて美味しい~って自慢していたわ。あなたみたいなグーラタ亭主は・・・」
お作法を熟知した妻
「最近、夏バテかな~ちょっと疲れちゃった。
家事をこなすのがキツいときがあるんだけど、どうしたらいいかな?」
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タイプ2:冷蔵庫の中に大好きなヨーグルトを常備しておいてほしい夫と、買い物ついでに買ってこようと思っている妻
無骨な夫
「無い!無い!どうして無いんだ!オレのヨーグルトが。オレがヨーグルトで英気を養っていることを知っているだろう?疲れて帰ってくる夫を労う気持ちはないのか?こんな女だから・・・」
お作法を熟知した夫
「ボクね~ヨーグルト食べると元気が出るの。
いつもヨーグルトあると嬉しいな♡」
言い方は、追及や言及ではなく、相談や説明。
伝えるべきは、相手の人格否定ではなく、状況や感情。
ケンカも、人としての流儀があります。


