婚活女子が思う幸せになれる結婚相手の条件|普通の人
「普通の人でいいのに。」
女子トークで、ある婚活女子がこう言った。
結婚相手は高望みしていませんよとアピールする一言。
普通にお仕事していて、普通にさわやかで、普通に優しくて、・・・とにかく普通の人。
地位、年収、容姿等不問。
一般的で汎用的な男性でいいのに。
「それが、出会わないのよ~」
当時、絶賛婚活中の私も共感。
普通の人でいいのにと思っていたのに、普通の人に会ったことがない。
どうしてなんだ?
地球外生物
結婚相談所から紹介された婚活男性たちを例えると、こんな感じ。
自分と言う惑星では存在し得ない、想定をはるかに超える生き物たち。
今までに会ったことのないタイプの男性ばかりだった。
「俺と結婚したら、こうしてもらう」的なオレ様気質満載で、結婚後の青写真を語る。初対面なのに。
「・・・」会話が続かない。目も合わさない。コミュニケーションがとれない。
「普通の人は、どこにいるの?」

あの頃、気づいていなかった。
地球外生物
婚活男性たちも、女子をそう見ていたのかもしれない。
「○○さんのお話って、面白いですね♡」と言っていたのに、急に連絡が取れなくなる。
「今日は楽しかったです!」と帰り際に笑顔で言っていたのに、その後のお付き合いを断られる。
婚活では、よく聞く話。
しかし、日常生活でこのようなことがあれば人間不信になりそうだ。
「なぜ?どうして?普通の女子は、どこにいるんだ?」
と、婚活男性は思ったかもしれない。
「普通って何?」
あの頃、「普通の人」を探していた。
今、「普通の人」は居ないと気づく。
そして、自分も「普通の人」ではないと。
誰もが違う。人それぞれ。
良いところもあれば、そうではないところもある。
何が普通で、何が普通ではないのか。
自分が思う「普通」は、他の人には「普通」じゃない。
自分基準は、世界標準ではないから。
自分本位で物事を見ていると、この大切なことを忘れてしまう。
「いったい何のために婚活をするのだろう?」
今にして思えば、我欲の塊。
結婚相手に望むこと、本心はこんなこと。
よりステータスが高くて、より年収が高くて、より見た目がカッコよくて、・・・とにかくイイ条件の人。
地位、年収、外見等重要視。
自分が相手を選ぶように、相手も自分を選んでいる。
イイ条件の人は争奪戦。そうではない人は負け戦。
これではいつまで経っても、「選択」と「競争」の婚活市場から抜け出せない。
「ご縁はどこに?」
人と人とが惹かれ合う瞬間。
何が好き?何が楽しいの?
この人のことをもっと知りたい。
ふと目の前の人に素朴な関心がわいたとき、
ご縁はすぐそばにあるのかもしれない。


