婚活の理想と現実 結婚相手の条件|愛犬を「チビ」と名付けたのにデカくなった話

ある日、妹が1匹の子犬を連れて帰ってきた。
私が小学校の3、4年生ごろのこと。
当時同じ小学校に通っていた妹は、小学校の裏手のお宅から子犬をもらってきた。

校庭のグランド脇の芝生に一本のけもの道があって、そこを進むと子犬のいたお宅がある。
子供たちは給食を食べたあと昼休みや放課後に、けもの道を通って母犬と子犬に会いに行く。
そのお宅は小学校と隣り合わせで、子供たちが犬と遊ぶことを受け入れてくれていたので、「犬の家」の愛称で学校中に知れ渡っていた。

「犬の家」からもらわれてきた子犬。
まだ名前は無い。
と思ったら、「犬の家」では「チビ」と呼ばれていたので、引き続きわが家でも「チビ」でよろしくということに。

きっと名前の由来は見たまんま。
「チビ」は、小さくてふわふわで丸くてかわいかった。

「チビ」 雄・年齢不詳
まだまだ育ち盛りで食欲旺盛。
愛想の悪い父に最大の敬意を払う姿は、世渡り上手で将来有望。
その予感通り、体躯もデカくなった。
もう「チビ」ではないが、「チビ」なのだ。

ずいぶん時が経ち、「チビ」も私たち姉妹もオトナになった。
しかし、「チビ」と私たち姉妹の時間の流れは違った。
「チビ」は私たちより早くオトナになり、お星さまになった。
「チビ」は、「チビ」ではなかった。

子犬|北海道十勝でありのままの自分らしい結婚、婚活に気づく語りあい学びあいの場『結婚学校』

「女は今を、男は未来をかう」
結婚相手の条件はコレ。
女性は今まさに旬の「若さ」「容姿」、男性はこれからの未来である「年収」「将来性」を最重要視される傾向にある。

若くてかわいい方もそうでない方も、年を重ねると容姿は変化していく。
劣化していくのか磨かれていくのかは人に寄りけり。

絶好調で業績うなぎのぼりの方もそうでない方も、明日のことはわからない。
そのままなのか良くなるのか悪くなるのか人に寄りけり。

当り前だが「今」は「今のまま」であることは無い。
時の経過は変化をもたらす。それは、自分も相手も。

見た目ばかりを重視して選んだ相手
お金ばかりを重視して選んだ相手

変わりゆく自分と相手が、変わらずに愛し続けられますか?

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