結婚や家庭のカタチ家族関係と相続の今昔|たわけもの
「このたわけ者!」
自由奔放の私でも
今のご時世で、このようなことを言われたことは無い。
たわけ者とは、バカ野郎のこと。
「たわけ」
1 ふざけること。ばかげた言動。
2 おろかもの。ばかもの。また、人をののしっていう語。
とある。
「たわけ」の語源は、「田分け」(諸説あり)
親から子へ、またその子へと田畑を相続するとき、
子供の人数分に分割していくと、
1人あたりの面積がどんどん狭くなり作物の収穫量も減ってしまう。
こんなことしていたら、だんだん家が衰退していくので、
「なんておバカなことしているの!」と言う意味になったらしい。

では、現代は・・・キッチリ分けている。
配偶者は1/2、子どもはその残りを頭割りなどと、
民法でいろいろ決め事がある。
もし、昔の人が現代にタイムスリップしてきたら、
「ウケる~!超たわけてる~!」
と言うかもしれない。
昔の人が現代にやってくることはないだろうが、
現代の人に昔の考え方が残っていることはある。
長男がどうのとか
うちの嫁がこうのとか
現代で「田分け」たことを言われたのは私だけではないはず。
なぜ、このようなことが起こるのだろう?
そして、
「自分らしい結婚って何だろう?」と深く思う。


