婚活疲れを癒してくれた励ましの言葉|あの一言
「自分は守られている」
ある女性からいただいた一言。
まだまだ結婚はいいやと思いつつ、
ぱたぱた周りの友人知人は結婚していき、
モヤモヤ漠然とした不安のなかにいた30代はじめのころ。
「イイ人いるけど会ってみる?」
人生の転機で出会ったある女性から、こんな連絡をいただいた。
独身の私にステキな男性を紹介してくれると。
遠方で久しく会っていない彼女にお会いたいし、これは一石二鳥だ。
意気揚々で行ったのだが、あえなく撃沈。
ガックリ肩を落とす私に、彼女はあの一言をかけて下さった。
「残念ながらご縁がなかったけど、それがあなたにとって良いことだったのよ。」
「全然良くないです。」
ご縁が無いって、最悪じゃない。
気休めの励ましなんて要らない。
そう思うと涙が止まらない。
思いっきり泣いた。

「失敗だと思った出来事は、何を意味するのか?」
どうして上手くいかないのか。
その望みは自分にとって本当に良いことなのか。
ふと立ち止まって、見つめ直してみる。
もしかしたら・・・
やり方を改善した方がいいのかもしれない。
誰かにアドバイスをもらった方がいいのかもしれない。
目下の願望や欲望が現実になっても、長い目で見ればそれは幸せではないのかもしれない。
「自分は守られている」
忘れられないあの一言。
あれからずいぶん時が経って、その意味を実感している。
あのとき望みが叶わなかったから、今幸せなんだ。


