爆笑婚活攻略法と夫婦円満の秘訣|男子がチョコレートパフェを食べたかったら
「女子は甘いものが好き。」
あの娘もこの娘も女子はみーんなスウィーツ大好き。
そんな訳ないじゃん。
私は甘いものは普通。そんなに好きでも嫌いでもない。
私同様そんなにモテなかった夫・X氏は、2次元の学習(書籍等)で「女子は甘いものが好き。」と刷り込まれたようで、以前やたらと私にスウィーツをすすめてきた。
「私=女子は甘いものが好き」だから。
それは、結婚を前提にお付き合いをしていたときのこと。
前提はあくまで「(結婚)かもしれない」なので「(結婚)する」ではない。
もしかしたら前提が覆るかもしれない。
結婚前の夫・X氏は、ありったけの女子攻略の知識を結集して婚活に臨んでいた。
そのひたむきで熱い思い、ひしひしと感じた。
なぜそんなにスウィーツをすすめるのか。
きっと私を喜ばせようとしてくれているのだろう。
「私=女子は甘いものが好き」だから。
でも・・・そんな訳ないじゃん。
そんなにスウィーツが好きでも嫌いでもない私は、そんなに喜ばない。
結婚前、カフェでなにを注文しようか選んでいるとき、
夫・X氏 「あっ!チョコレートパフェあるよ♡」(意気揚々)
私 「そうだね。」(淡々とした口調)
夫・X氏 「美味しそうじゃない?」(メニューの写真を指差し、微笑む)
私 「そうだね。」(淡々とした口調)
夫・X氏 「・・・」(ちょっと悲しそうな表情)
私 「じゃあ、チョコレートパフェにしようかな。」(オトナ的に気を遣う)
夫・X氏 「そうする?じゃあ、僕も♡」(意気揚々)

それは昔の話。
結婚した今では、あの日のようにオトナ的に気を遣うことはない。
チョコレートパフェを食べたかったら注文するし、
食べたくなかったら注文しない。
そして、夫・X氏も。
結婚後、カフェでなにを注文しようか選んでいるとき、
夫・X氏 「あっ!チョコレートパフェあるよ♡」(意気揚々)
私 「そうだね。私、コーヒー」(淡々とした口調)
夫・X氏 「え~どうしよう」(迷う)
私 「食べたかったら、食べたら?」(淡々とした口調)
夫・X氏 「そうだね。じゃあ、僕、チョコレートパフェ♡」(意気揚々)
夫・X氏がチョコレートパフェとコーヒーを店員さんに注文する。
すると、程なく店員さんが注文のお品を持ってきてくれた。
夫・X氏の前にコーヒーを、私の前にチョコレートパフェを。
店員さんが立ち去ったら、こっそり置き直す。
夫・X氏の前にチョコレートパフェを、私の前にコーヒーを。
ただこれだけで、夫婦円満万事上手くいく。


