夫婦の価値観の違いを乗り越えて|夫の言い分と妻の誤解
本日お届けするのは、「弱った妻を放置した夫」の後日談。
「夫婦ゲンカ犬も食わず」
よその家庭の内情なんて、正直どうでもいい話。(個人的には興味津々ですが)
まぁまぁそう言わず、
他人の振り見て我が振りなんとやらという言葉もありますので、
お恥ずかしい我が家のお家事情が、夫婦円満の一助になりましたら幸甚に存じます。
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さて、先日のこと。
体調を崩してその辺に寝転がっている私と、傍らに夫・X氏。
身体が弱ると心も弱る妻。
そして、夫まさかの妻放置。
夫は体調不良の妻を介助しなかったという恨み節をつづりました。
実は、大ゲンカに発展。
その夜、夫・X氏は家を出て行ってしまいました。
独り家に残された私。
未だ回復しない身体を横たえた布団のなかで、
鬱々と答えの見つからない問が頭のなかを駆け巡る。
なんて非情な男だ。
弱っている妻を置き去りにして。
いつも元気で楽しいことばかりじゃない。
これからの人生、一緒にやっていけるだろうか・・・
いつの間にか、眠りにつきました。

翌日早朝、夫・X氏帰宅。
どこにいたのやら。
それにしても、お早いお帰りで。
しばし膠着状態の後、ぽつりぽつりと話しはじめました。
「体調悪い奥さんを家に独り残して、何かあったらどうしようと思わなかったの?」と私。
「弱っていたの?」と夫・X氏。
えー ( ゚Д゚)!!! 気づかなかったの???
具合悪いって言ったよね。
ゴロゴロ寝転がっていたよね。
青白い顔色していたと思うし。
食欲無いとも言ったよね。
夫いわく「妻がそれほどまでに体調不良であるとは思わなかった。オレはオレでご立腹の事案があった」
夫・X氏は、私の発言で腹が立ち家を出たとのこと。
非情な夫と思いやりのない妻。
お互い自覚症状ナシ。
落ち着いて話し合ってみて誤解が解け、やっとお互いの気持ちや状況が分かり合えました。
「弱っているとき、どうしたらいい?」と私。
「助けてって言って」と夫・X氏。
「助けてーーー」
大声で叫んだら、涙があふれました。
昨夜は心細かった。
もしかしたら夫・X氏も心細かったのかもしれない。
あんな夜を越えて、夫婦は夫婦になるのでしょう。


