不器用な人づきあいを円滑な人づきあいに変えるコツ|思いやりのある良い人
もともと、人付き合いが得意ではない私。
できることなら、みんなに好かれたい。
そう思って、
設定した自分のキャラは「思いやりのある良い人」。
角を立てず、波風たてず、人の輪を乱すことなく、誰からも嫌われませんように。
そう思って、
世間話や打ち合わせなどで意見が分かれたときは、
こっちには「いいですね」、あっちにも「いいですね」。どちらにも良い顔。
何かと頼まれごとをされたとき、
快くお引き受けできることも、そうでもないことも、イヤとは言えず丸抱え。
これで誰からも嫌われず好かれる!・・・そう思っていたのに。
だんだん疲れてくるし、自分がキライになっていく。
しかも、人との距離がいつまでも経っても遠く感じる。
どうやら、これでは上手くいかないようだ。
「間違った思いやりのある良い人」は、「居ても居なくてもどうでもいい人」。
そう思った。

「自分らしさがある人」
はじめてあの人に会ったとき、いつも笑顔で明るくて優しくて強い人なのだろう。
初対面なのに、そう思った。
あの人は、誰に対しても良い顔するわけではないし、イヤとは言うし丸抱えしない。
それなのに、誰からも愛されている。
どうしてなんだろう?
角を立てずに、自分の意見を主張したり、
人の輪を乱すことなく、できない頼まれごとは別の方法で対処していた。
そして、まず自分が人とつきあうことを楽しんでいた。
人を楽しませるよりも先に。
気の合う人とは楽しく。
苦手な人とは気楽に。
それぞれの人に自分らしくムリせずつきあう。
だから、自分も他者も好きになる。
「自分らしさと思いやりがある良い人」は、「愛される人」。
そう気づいた。


